大人になって やっとわかった女学院の教えの意味
私は中学校、高校と大阪女学院にお世話になりました。当時はクラシックバレエを長く続けていた上に、部活動でも”ありらんの会”という韓国舞踊部に入っていて、お恥ずかしいですが、学生時代は踊るか寝るかという生活でした。
進路を決めなくてはならない時期に入り、大好きだったクラシックバレエをやめて、将来何になりたいか全く想像もできないまま、高校3年生の頃から受験勉強をはじめ、関西学院大学に進学しました。
大学卒業後は会社員として勤めていましたが、改めて、これから自分がどうやって生きていきたいかという「進路」について考えるようになり、自分が一番イキイキするクラシックバレエの経験を活かせる仕事をしたいと思いたち、ヨガの勉強をしてインストラクターになることを決意しました。
ヨガはポーズだけではなくその背景にある精神的、哲学的な教えが多くあり、はじめはとても不安でしたが、その時に当時はなんとなく聞いていたくらいだった女学院での聖書の学びが本当に役にたちました。
ヨガの教えはここでは書ききれませんが、「愛と奉仕」のお話はヨガのヤマニヤマ(禁戒勧戒)のなかのある教えと結びつきますし、「10人の乙女」のお話はギヤーナ(智慧)の教えと結びついています。宗教や国境や時代を越えて昔からの教えってつながっているんだな、と改めて考えさせられました。
ヨガインストラクターのお仕事はとても充実していましたが、現在は2人のわんぱくぼうずの子育てまっただ中で、下の子供はまだ赤ちゃんなのでヨガの仕事はお休みしています。しかし、育児という人生の修行の場でもそういった精神的教えは私の心の支えになっています。
女学院での充実した日々、個性的な友人たちや先生との出会いは今も私の宝物です。