大阪女学院からの贈り物
私が大阪女学院で過ごした６年間は、とても濃密でたくさんの思い出に溢れています。そんな中でも、特に印象に残っている出来事があります。
あれは、中学３年の最後の個人懇談でした。高校では理系に行きたいと希望していた私に、同席していた母が何気なく「女の子なのに理系にいきたいなんて、どんだけ働くつもりなんでしょうか」と言いました。その時、担任の先生が「大阪女学院は社会に貢献する女性を育てる学校です！お母さんがそんな風に考えてちゃダメですよ！」と仰ったのです。２０年以上前の出来事で、母と私の思い出話のひとつですが、あの時の先生の言葉は今でも私に勇気を与えてくれます。
現在、大学進学時より暮らし始めた山口県で、動物病院の診療をしながら、大学と専門学校で講師として働いています。
仕事においても、子供たちの学校や地域活動などでも、自分に出来ることが何かあるはずだと前向きに考える事が出来るのは、大阪女学院での日々の賜物だと思っています。
